看護部について
看護部長メッセージ
十善会病院の歴史は、明治8年まで遡ります。古くから長崎市の救急医療を担った病院として、「救急から在宅まで」を目標に、地域に密着した医療の提供を実践しています。
看護部では、病院理念に基づいて、「救急から在宅まで全ての患者様の看護過程を展開し、患者・職員共に満足する看護を提供する ~患者・ご家族様一人ひとりの心に寄り添った看護~」を理念に掲げています。患者様の入退院前後の生活を見据え、住み慣れた地域でその方らしく生活が営めるよう、多職種が連携・協働してチーム医療・支援に取り組んでいます。
また、患者様のニーズに応じて、根拠を基に、一人ひとりが判断し看護実践ができる自律した看護師の育成を目指しています。職員がやりがいも持って働き続けられる職場環境を整えることも重要です。少子超高齢社会において、生産年齢人口は減少し、医療・介護の担い手は不足していきます。看護職の専門性が発揮できるよう、業務の効率化を図り、体制を整えたいと考えております。地域の皆さま、職員一人ひとりを大切に、すべての方に選ばれる病院となるよう努めてまいります。
田栗 寛子
各部署のご紹介
3階病棟
3階病棟は外科系の混合病棟として、やりがいのある病棟です。4月よりスタッフが増員され、フレッシュな病棟になりました。患者さんに笑顔で看護提供することを目標としています。
4階病棟
4階病棟は、内科、泌尿器科病棟です。様々な疾患、幅広い年齢層の患者さんが入院されています。緊急入院にも対応し、スタッフ全員で患者さんに寄り添った看護が提供できるよう取り組んでいます。
5階病棟
5階病棟は地域包括ケア病棟です。自宅や施設で日常生活を送れるよう退院支援を行っています。今年は業務改善を行い、職員が働きやすい病棟を作り、優しさと笑顔で患者さんへ寄り添う看護が出来るよう目指します。
6階病棟
地域包括ケア病棟である6階病棟は、最上階のため見晴らしがよく、多くの患者さんがロビーで過ごされています。リハビリや退院支援、レスパイト入院、緩和ケア認定看護師・終末期ケア専門士の資格を持つ看護師が在籍し、終末期の患者さんの看護・ご家族のケアを行っています。
手術部
手術室では特に術後訪問に力をいれており、患者さんの術後の経過を知り、実際の声を聴かせて頂くことで、今後の手術看護に活かせるよう努めて行きたいと思っています。
外 来
外来では、現在25 名のスタッフで、一般外来、内視鏡、救急外来業務を行っています。緊急入院・緊急内視鏡等に対応する為、全スタッフが協力して頑張っています。患者さんの目線に立ち、当院理念である救急から在宅までをモットーに行っていきます。
看護部理念
救急から在宅まで全ての患者様の看護過程を展開し、患者・職員共に満足する看護を提供する
〜患者・ご家族様一人ひとりの心に寄り添った看護〜
基本方針
- 安全で質の高い専門的看護を提供する
- 働き方改革を推進し、職員の定着支援を図る
- 人材育成と継続学習を推進し、主体的なキャリア開発を図る
- 多職種との連携機能を推進し、地域包括ケアシステムの構築を図る
看護部の特色
- 地域に根ざし、急性期の管理や在宅での療養生活援助に力をいれています。疾病で障害を抱えた患者さんの身体機能の向上を目指し、早期から多職種によるチーム医療で対処しています。職種を問わす仲がよいのが魅力です。
- 新人教育や看護職のスキルアップ支援、 キャリア開発など教育体制が充実しています。
- 看護職が仕事と家庭の両立が無理なくできる環境作り。ワーク・ライフ・バランスを推進しています。
- 新人・中堅・ベテランと幅広い経験層の看護職が揃っており、豊かな看護が学べます。
キャリアアップ支援
認定看護師紹介
田栗 寛子
脳卒中は突然発症する病気です。脳卒中を発症した患者さんの多くは、意識障害や麻痺などの運動機能障害、高次脳機能障害など様々な障害を抱えています。病態の重篤化回避、合併症予防に努めるとともに、寝たきりや廃用症候群を予防するため、入院早期より多職種協働でリハビリテーションを開始しています。脳卒中患者さんが、住み慣れた地域で“その人らしく生活する”ということを目標に、セルフケアの再獲得と生活の再構築を支援します。
野口 明子
緩和ケアとは、『生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応すること』と定義されています。また、緩和ケアと聞かれると、終末期・最期といったイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、苦痛や不安なく治療に臨んでもらえるように、がんと診断された時から緩和ケアは始まります。緩和ケア認定看護師として、外来・入院中のがん患者さんだけでなく、患者さんを支えるご家族を含めてお話をさせて頂きながら支援を行っています。 当院にはがんサポートチームがあり、各部署にメンバーが在籍し情報共有や相談を行い、多職種で介入できるようにしています。さらに、院内の緩和ケアに対する知識の向上のため、研修会の開催などの活動を行っています。
浅山 佳子
専門的な知識や技術をもとに、がん化学療法薬の安全で適切な投与管理や副作用症状のケア、院内のがん看護教育を主として活動しています。近年、治療の場は入院から外来へ移行し、当院の外来化学療法の件数は増加傾向にあります。患者さんがその人らしく過ごし、治療と生活を両立できるよう医師や薬剤師などの多職種と連携を図り支援しています。
病棟看護師の1日
8:30 ~ 17:30
8:30 | 情報収集 受け持ち患者さんの情報収集 |
---|---|
8:45 | 申し送り 夜勤・日勤看護師で患者さんの情報共有 |
9:30 |
バイタルサイン測定
注射・点滴
カルテ記載
検査・手術への移送
清潔ケア、オムツ交換など
|
11:30 |
患者さんの昼食準備 排泄誘導など
交代で昼食休憩
|
12:00 |
昼食の配膳
食事介助
配薬・内服確認
下膳
歯磨きの介助
|
12:30 | |
13:30 | カンファレンス 患者さんの情報共有、看護計画の評価・修正 |
14:00 |
バイタルサイン測定
カルテ記載
検査・手術への移送
清潔ケア、オムツ交換など
|
16:45 | 申し送り 日勤から夜勤看護師へ情報共有 |
17:30 | 終業 |
16:45 ~ 9:15
16:45 |
申し送り 日勤から夜勤看護師へ情報共有
受け持ち患者さんの情報収集
|
---|---|
17:00 | バイタルサイン測定 |
17:30 | 患者さんの夕食の準備 排泄誘導など |
18:00 |
夕食の配膳
食事介助
配薬・内服確認
下膳
歯磨きの介助
|
18:30 | |
19:00 |
バイタルサイン測定
注射・点滴
カルテ記載
交代で夕食休憩
|
21:00 |
就寝前の準備
排泄誘導・オムツ交換など
配薬
|
22:00 |
消灯、2時間毎に巡視
交代で2時間仮眠
検査・手術への移送
ナースコール、注射・点滴、排泄介助、体位変換など随時対応
|
6:00 |
バイタルサイン測定
採血
排泄誘導・オムツ交換など
カルテ記載
|
7:30 | 患者さんの朝食準備 |
8:00 |
朝食の配膳
食事介助
配薬・内服確認
下膳
歯磨きの介助
|
9:00 | カルテ記載、申し送り 夜勤・日勤看護師で患者さんの情報共有 |
9:15 | 終業 |