地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟は、急性期病院で治療を行い、病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設へ安心して退院できるように医療や看護、リハビリを行いながら退院に向けて支援を行う病棟です。急性期病棟と自宅退院の間にある病棟といわれています。
当院には2つの地域包括ケア病棟があり、入院できる最大日数は60日と決められているため、60日以内に退院できるように治療やリハビリ、退院支援を行っています。また、退院後に安心して生活が送れるように、患者さんやご家族の方とお話をしながら、多職種で協働しチームで退院支援を進めています。
また、在宅などで介護中の方に対して、レスパイト入院も行っています。レスパイト入院とは通常の入院とは異なり、医療行為を目的とはせず、介護度の高い患者さんを自宅で介護しているご家族に「休んでもらう」ための入院です。在宅介護中にご家族が家を空けなければならないときや、介護疲れを癒したいときなど、「在宅医療を支えるための入院」として利用されて頂いています。