泌尿器科

主な診療対象

十善会病院泌尿器科の主たる対象疾患としては尿路性器悪性腫瘍、排尿障害、尿路感染症、尿路結石などが挙げられます。

診療内容・特徴

前立腺

入院患者では前立腺疾患が最も多く、入院患者さんの約半数を占めています。

手術で最も多いのが前立腺肥大症に対する経尿道的手術(TUR P)です。内視鏡で観察しながら電気メスを使って前立腺の内側を少しずつ削っていく手術です。極力残存腺腫がないような切除を心がけています。

前立腺癌患者も増加の一途です。診断時にはMRI検査により、不必要な生検を減らすように、また生検の精度を上げるように努力しています。前立腺全摘出術を行う機会が増加していますが、根治性と機能温存(神経温存による尿失禁の軽減、EDの回避)を目指した手術を心がけています。術後の後遺症としてもっとも多いのは尿漏れですが、最近の症例では尿失禁は軽微です。

膀胱

膀胱癌に対する経尿道的手術(TUR Bt)はTUR Pに次いで多い症例です。

膀胱内に特殊な膀胱鏡を入れて内視鏡で確認しながら、電気メスで癌組織を切除する方法です。

High riskの症例においてはsecond TURを行い残存腫瘍の有無を確認するようにしています。膀胱温存を図ることを目標にしていますが、膀胱全摘出術が必要な症例が年に4~5例ほどあります。この場合、尿をためておく膀胱がなくなるので尿路変更が必要となりますが、原則として代用膀胱(回腸利用新膀胱)を行い、QOLの維持を図っています。回腸利用新膀胱の患者は、失禁や排尿困難などの排尿に関するトラブルは比較的少なく、スト―マ(人工膀胱)のない快適な生活を送れています。

腎臓がんの治療の中心は外科手術です。腎癌に対しては、可能な限り腎部分切除術を行い、腎機能温存を図るようにしています。

外来診療は毎日行なっております。極力待ち時間を少なく、また正確な診断を早く行い患者の利便性を優先した診療を心がけています。

スタッフ紹介

氏名 小川 繁晴
役職 十善会理事長、泌尿器科部長
出身大学 長崎大学
専門 泌尿器全般